身近にいないとわからない胸郭変形疾患

2016年12月12日 | コメントは受け付けていません。

身近にいないとわからない胸郭変形疾患

胸郭変形疾患というと身近にそういった症状がない人がいないと知らない人も多いのではないでしょうか。
鳩胸と呼ばれるような膨らんだ姿を冗談で話すことがあっても、実際に見たことがあるケースは少ないと思います。
胸が膨らんでいるのが鳩胸ですが、逆に胸がへこんでいる病気もあり、漏斗胸と呼ばれます。
症状としては、胸の真ん中部分がへこんでいて、左右の胸の大きさが異なる場合もあります。
年齢が低い場合は、成長と共に改善されるケースもありますが、成長の途中で目立ってくるケースもあります。
漏斗胸は、男子に多い傾向にあり、水泳など上半身裸の授業もあるので、成長とともに気にして胸郭変形疾患の病院を受診する場合もあります。
漏斗胸の問題として、骨がゆがんでいることから肺や心臓が圧迫されるので、運動する際に息がすぐあがりやすくなったり、日常生活で不便さを感じることがあることです。
また、肺が圧迫されていることで気管支にも影響を与え、風邪をひきやすくなったり、喘息になりやすい傾向もあります。

胸郭変形疾患がある人は専門外来で検査を受けてみよう

小さい頃に喘息なりやすかったり、風邪をひきやすかったりしている人の中で、実は胸のへこみがあることが原因の場合があります。
へこみが小さいと気づきにくいのですが、漏斗胸と言われる病気は胸郭変形疾患の一つで、胸のへこみが原因で長時間きちんとした姿勢ができなくて猫背になったりする傾向があります。
心臓や肺に影響を与えている場合も多く、子供の時に手術をしなくても、大人になってから手術をすることで日常生活を楽に暮らせるようになる場合もあります。
病院の胸郭変形疾患の検査では、胸部CT検査を行うことで、陥没部分がどのくらい体に影響を与えているかと陥没のレベルを知ることができます。
変形によって心臓が正しい位置になくて負担をかけている場合もあるので、小さい頃からへこみがあって気にしている人は、一度専門の外来を訪れてみるとよいでしょう。
また通常の健康診断で行われる心電図の検査の他、心臓のエコー検査も行われるので、心臓の弁が正常に働いているかも確認することができます。

胸郭変形疾患の手術と治療

日常生活を行う上で、息が上がりやすかったり、心臓の泊数が多かったりと、胸郭変形疾患の中から漏斗胸で問題を抱えている人がすすめられるのが手術です。
子供の頃から疾患があると中学生くらいで手術を行う人もいますが、大人になってから手術を行う人もいます。
胸郭変形疾患にかかった時の対策
手術の内容は、へこんでいる胸部を矯正するために、金属製の棒を胸の両側から入れて胸部を膨らませる手術です。
金属製の棒は、筋肉の上におくと筋肉の動きとともに棒が動いてしまうのですが、筋肉を剥離してから肋骨と棒を縛ることで固定されるため、ずれることがなくなります。
手術後に筋肉を鍛えることで委縮せずに筋肉も育てることのできる手術です。
3㎝程度の後に残るのが多くあるとされています。
男性の場合は、乳輪の近くにすると傷も目立ちにくくなるので、手術をする際にはそこから金属棒を入れるケースが多くなっています。
女性の場合は、胸郭変形疾患の陥没部分を矯正することで乳房が陥没する場合があったり、左右の高さが異なることもあるので、手術では陥没をなおすことに加えて、乳房の形を整えながら真ん中の歪みをなおすという慎重な治療が行われます。